八ヶ岳の天狗岳に行ってきました。八ヶ岳は夏沢峠を境に比較的なだらかな峰が多く、樹林帯に覆われている山容の北八ヶ岳と山頂部が岩陵帯の荒々しい峰が続き、標高3000mに迫る山がある南八ヶ岳に分かれています。
天狗岳は、南八ヶ岳の北側に位置しており、八ヶ岳の主稜線上にある、東天狗岳【標高2640m】と、その西側にある西天狗岳【標高2646m】の東西2峰からなります。
天狗岳の山名は、東天狗岳にある天狗岩と呼ぶ岩塔を天狗の鼻👺に見立てたと言われております。
また、西天狗岳は八ヶ岳の主稜線からは外れておりますが、西尾根が唐沢鉱泉に下っ行っている事から登山口である唐沢鉱泉や冬の登山口である渋ノ湯から登ってくる事が出来ます。
今回の登山ルートは、唐沢鉱泉から西尾根を登り、西天狗岳から東天狗岳に行き、中山峠経由で黒百合平にある黒百合ヒュッテのテント場でテント泊する1泊2日の山行としました。
登山口の唐沢鉱泉には、無料で停める事が出来る駐車スペース(15台程)があります。その奥には、唐沢鉱泉に宿泊される方用?の広い駐車スペースもありました。
今回、計画した、天狗岳への周回ルートは日帰り登山が出来るコースタイムですが、黒百合ヒュッテのテント場にテント泊したかったことと、朝方は気温が0度近くなる(2020年11月)為、持っている装備(寝袋、マット等)で大丈夫かどうかを試したかったのでテント泊⛺️しました。

唐沢鉱泉を朝6時に出発し、すぐの分岐を天狗岳の西尾根方面に向かいます。2時間程で第1展望、さらに20分程で第2展望を通過して、最後は岩場の急登を登ると西天狗岳の山頂です。
西天狗岳の山頂は、開けており、この日は風もほとんど無い晴天でしたので、北アルプス、南アルプス、南側には八ヶ岳の山々の大パノラマが広がっておりました。

しばし西天狗岳の山頂で過ごしたあと、隣の東天狗岳(こちらはの山頂は狭いです)を通り、今晩の宿泊地の黒百合ヒュッテ目指し、中山峠まで下って行きます。
中山峠からは、整備された木道を歩き、5分程で黒百合平にある黒百合ヒュッテに到着。
黒百合ヒュッテには、名物のビーフシチューがあり、もちろん注文し食べました。

テント泊の受付をすまし、テントの設営に取り掛かります。テント泊は2回目(前回は涸沢)でしたが、黒百合ヒュッテのテント場には、床にスノコが設置されている箇所もあり、テント設営はスムーズに出来ました。
この日は平日という事もあり、テント泊は自分1人でしたので、静かな山での時間を過ごしました。(少し心ぼそかったですが、、)
持っている寝袋はモンベルのダウンハガー800の♯3(快適温度4℃、使用可能温度−1℃のスペック)な為、プラス、インナーシーツと結露濡れ防止用の防水カバーを持っていきました。
朝方の気温は0℃近くまで下がったと思いますが、快適に寝る事ができ、無雪期のテント泊ならば、この装備で大丈夫なこともわかりました。

次の日はそうそうにテントを撤収し、八ヶ岳の苔生した道を唐沢鉱泉まで歩きました。
天気にも恵まれ、2回目のテント泊も無事行い、初八ヶ岳は良い経験が出来た山行となりました。

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